潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍ができて炎症してしまう病気の事です。潰瘍大腸炎になると、下痢や腹痛に襲われやすくなります。また便秘にもなりやすくなるので注意してください。特に潰瘍性大腸炎になると下痢と便秘を繰り返しやすい痙攣性便秘になるのが特徴的です。ここでは潰瘍性大腸炎による便秘の原因と解消法についてお伝えします。潰瘍性大腸炎による便秘の原因潰瘍性大腸炎を患うことで便秘になるかというのはまだはっきりと分かっていないとされています。医師の中でも潰瘍性大腸炎で便秘は起きないと明言される方もいらっしゃり、医師の間でも意見が分かれています。ただ賛成派の医師によると潰瘍性大腸炎によって便秘になるのはやはり大腸が炎症して腸が硬くなることによって、運動が鈍くなるからとされています。そして硬くなった腸は突発的に激しく動き出すことによって下痢になってしまいます。また下痢となって便が出ると一緒に善玉菌という腸内細菌が排出されてしまうので、腸内環境が悪化してしまうのです。善玉菌が減少すると作り出される便が黒く、固いものが形成されることで便秘の症状が重くなり、下痢と便秘のループが起きてしまいます。以上のように潰瘍性大腸炎によって便秘が引き起こされてしまうのです。潰瘍性大腸炎による便秘の解消法潰瘍性大腸炎によって起こる便秘を解消する方法ですが、根本的には潰瘍性大腸炎を治療しない限りは難しいです。ただ便秘の症状を和らげることはできるのでその方法についてご紹介します。①食べ物潰瘍性大腸炎の場合には刺激物は炎症の元になりますし、消化不良で便秘につながるのでいけません。コーヒー、キムチ、冷たいものなどは控えるようにしましょう。これらを食べたり飲むと、下痢になってしまいます。潰瘍性大腸の便秘にはヨーグルトやうどんなどの流動食を積極的に食べていきましょう。消化に良い食べ物を食べることで下痢や便秘にならずに便を出す可能性が高まります。そしてお肉などのタンパク質を多く含んだものは悪玉菌が増えて腸内環境を悪化させてしまうのでなるべく食べ過ぎないようにしましょう。お肉ではなく魚に含まれるEPAを摂取することで、プロスタグランジンが生成されて大腸の炎症を抑えたり、潰瘍性大腸炎による下痢を予防できます。できるだけ青魚をメインのおかずにすると効果的です。②整腸薬を服用そして潰瘍性大腸炎の便秘の場合、医師の間では便秘薬を使うのも有力だとされています。しかしビサコジルやセンナなどの刺激性のある成分を含んだ下剤を使用して排便させることは逆効果です。潰瘍性大腸炎の場合には腸内環境を整えて排便をさせる整腸薬が効果的とされています。市販の整腸薬であればビオフェルミンS錠が効果的です。製薬会社:ビオフェルミン製薬有効成分:ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌値段:540錠3150円用法用量:1日に3回食後に1回あたり9錠飲む3日間も飲み続けることによって善玉菌が増えて、腸内環境が整うため、便秘、下痢両方に効いていきます。潰瘍性大腸炎による便秘は焦らずに、ゆっくりと整腸剤や食べ物で解消していくようにしましょう。ということで潰瘍性大腸炎と便秘についてでした
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