帝人ファーマンのラキソベロン錠は胃腸科や便秘外来で処方される便秘薬とされます。ラキソベロン錠は白い錠剤タイプとなっており、値段は1錠あたり9.2円となっています。刺激性の便秘薬でありながら安全性が高いとされ、妊婦さんや子供によく処方されます。錠剤タイプと液体タイプのふたつがありますが、液体タイプの方がよく処方されます。ここではラキソベロン錠の効果と副作用、飲み方についてお伝えします。またラキソベロン錠と同じ効果のある市販薬がありますので、最後に紹介したいと思います。ラキソベロン錠の便秘への効果ラキソベロン錠には有効成分としてピコスルファートナトリウムが配合されています。このピコスルファートナトリウムには2つの作用があり便秘に対して効いていきます。①刺激作用このピコスルファートナトリウムが大腸の酵素によって、溶け出すことで大腸の腸壁を刺激して便秘を解消します。コーラックのビサコジルのように激しい刺激ではなく、ゆっくりと刺激するためお腹にやさしく便秘を解消することができます。②水分保持作用さらにラキソベロン錠のピコスルファートナトリウムは大腸内の水分を保持させる働きがあります。大腸は水分を吸収する働きを持っており、便が何日も溜まってしまうと水分が奪われ固くなってしまいます。しかしラキソベロン錠は水分が吸収を阻害して、便を柔らかい状態をキープさせることができます。以上の2つの働きによって便秘を解消することができます。特にラキソベロン錠は腸の動きが鈍くなった弛緩性便秘、直腸内に固い便が溜まった直腸性便秘に対して効果的とされます。しかし便秘と下痢を繰り返してしまう痙攣性便秘には逆効果と言えるので処方されません。ラキソベロン錠の効き目ラキソベロン錠を服用することによってどれくらいで便秘に効いてくるのでしょうか。・服用からおよそ6時間後には直腸内の水分が保持されていき、便も柔らかくなります。・そして服用から8~10時間後に便意が起きて排便することができます。・ほとんどの方が3日間服用すれば便秘に効いていきます。ただし1週間服用しても効果がない場合にはラキソベロン錠は効果がないと言えます。以上のようにラキソベロン錠は便秘に対して効いていきます。ラキソベロン錠を就寝前に服用することで朝起きたときにちょうど排便できるようになっています。これによって朝起きたら自然な便意が発生することができるようにラキソベロン錠はつくられています。ラキソベロン錠の副作用についてラキソベロン錠は安全性が高い便秘薬なので副作用が生じる可能性は低いとされます。ただし服用量が多かったりすると下痢や軟便、腹痛などが生じてしまうので注意してください。また水分と一緒に摂取しないと胃が荒れる可能性もあります。さらにピコスルファートナトリウムが体に合わないと発疹、発赤、かゆみなどの症状も起きます。もし皮膚に異常があれば服用は控えるようにしましょう。基本的に妊婦さんでも服用することができるため、ほとんど副作用の心配はいらないでしょう。ラキソベロン錠で便秘を解消する飲み方ラキソベロン錠で便秘を解消する場合の飲み方についてですが①ラキソベロン錠は基本的に1日1回就寝前に服用するようにしましょう。②服用する場合にはコップ1杯の水(200ml)と一緒に飲むようにしましょう。しっかりと飲まないと胃が荒れるのでしっかりと飲みましょう。③朝起きて排便があれば、服用はいったん控えましょう。効果がなければまた就寝前に飲みます。④1週間服用し続けても効果がなければ、ラキソベロン錠での解消はあきらめましょう。以上がラキソベロン錠の飲み方となっています。妊婦さんや子供の場合には専用のラキソベロン錠が処方され、飲み方も少し違うのでしっかりと説明を聞くようにしましょう。長期的に何度も服用するとラキソベロン錠といえども刺激性の便秘薬なので効き目が落ちてしまいます。ですのでラキソベロン錠を服用する場合にはどうしても出ないときに限りましょう。ラキソベロン錠と同じ効き目の市販の便秘薬ラキソベロン錠の成分であるピコスルファートナトリウムを配合した市販の便秘薬があります。それはピコラックスという便秘薬です。会社:佐藤製薬値段:50錠777円成分:ピコスルファートナトリウム飲み方:1日1回(2錠~3錠)就寝前に水と一緒に飲んでいきます。ピコラックスは現在、唯一ラキソベロン錠と同じ効き目の便秘薬と言えます。もし病院を受診せずラキソベロン錠と同じ薬局やドラッグストアで購入しましょう。※ただし妊婦さんは念のため自分で購入せずに病院で処方してもらいましょう。ラキソベロン錠は刺激性があり、水分によって便を柔らかくするため非常におすすめと言えますので是非試してみてください。ということでラキソベロン錠の便秘への効果と副作用、飲み方についてでした
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