通常しばらく便秘の場合、出てくる便というのは非常に固いです。直腸に固い便が溜まっていることで便秘になっていることが言えます。しかし久しぶりに便が出た時に軟便であることもあるのです。特徴として便が小さくて、細長く、ほんの少量しか出ません。便秘であるのに軟便という可能性は弛緩性便秘である可能性が高いです。ここでは便秘なのに出る時は軟便の原因と具体的な解消法についてお伝えしたいと思います。便秘なのに軟便である原因便秘なのに軟便の場合は大きく分けて①不溶性食物繊維の不足②運動不足などによる腸の停滞これらのふたつが原因として考えられます。①不溶性食物繊維の不足不溶性食物繊維は野菜、特にゴボウやキャベツ、ニンジンなどに含まれる固い食物繊維のことを指します。この不溶性食物繊維は便と便を結び付け、しっかりと大きな便を形成する働きがあります。この不溶性食物繊維が不足すると、便が小さくなり少し柔らかい便が出来上がってしまいます。ある程度便が大きくないと、腸管を通過するときに腸壁を刺激することができず、自然な排便が促されません。腸管内を浮遊する小さく柔らかい便(滞留便)ができてしまい便秘になるのです。②運動不足などによる腸の停滞ただ不溶性食物繊維が足りていない以外は問題ないと、軟便が出やすくなりだけで、便秘にまでなることは少ないです。しかし運動不足であったり、夜更かし気味であると腸が鈍くなり、便を押し出すぜんどう運動が起こらず便秘が生じてしまいます。そして、久しぶりに便意が起きた時に出てくるのは軟便になるわけです。ということで便秘であるにも関わらず、軟便が出るのは以上のふたつが原因ということが言えます。基本的に腸内環境は整い、水分もしっかりと摂取されていることが言えますのでそこは問題ありませんので安心してください。便秘で軟便が出るときの解消法①不溶性食物繊維の摂取まずは野菜を多く食べて不溶性食物繊維を摂取するのがおすすめです。野菜であれば、1日350g~450gを食べるのが目安となります。またおすすめの食べ物としてはさつまいもが挙げられます。さつまいもには不溶性食物繊維が豊富に含まれており、さらにレジスタントスターチという特殊な栄養素も含んでいます。レジスタントスターチは善玉菌のエサとなり腸内環境を整えることができます。普段の食事にプラス50gさつまいもを食べるようにしましょう。②腸を活発にさせる滞留便を出すためには腸を活発にさせることが重要です。特に自律神経も整え、腹筋も鍛えられるウォーキングが最適です。1日5キロほどのウォーキングを行うようにしましょう。買い物などで歩く距離も換算して構いません。症状としては重いわけではないので運動と食事を改善することで3~4日以内には改善されていきます。③便秘薬それでも解消できない場合には便秘薬を服用しましょう。便秘で軟便が出るパターンに良い便秘薬は食物繊維を摂取できて、自然な排便を促すタイプです。市販の便秘薬ではウィズワンが当てはまります。会社:大正製薬成分:プランタゴオバタとセンノシド効果:便秘には服用から4時間ほどで効くその他、肌あれ、吹出物、頭痛、のぼせ、食欲不振値段:48日分で2480円副作用:軽い腹痛 軽い下痢癖になることもなく、自然な排便を促すことができるのでおすすめです。また便秘薬でもダメであるならば病院に相談しましょう。ということで便秘と軟便についてでした
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