エーザイ株式会社のバルコーゼ顆粒は1953年から製造されている膨張性下剤です。バルコーゼ顆粒の中身は白い粉末タイプとなっており、飲み物に混ぜて服用することができます。薬局やドラッグストアでは売られておらず、便秘外来や胃腸科を受診する必要があります。バルコーゼ顆粒の薬価は1gあたり6.2円となっています。ここではバルコーゼ顆粒の便秘への効果と副作用、飲み方についてお伝えしたいと思います。バルコーゼ顆粒の便秘への効果バルコーゼ顆粒は有効成分としてカルメロースナトリウムが配合されています。このカルメロースナトリウムは腸内に運ばれると水分を吸収して大きく膨れ上がります。これによって便を柔らかく形成することができます。また大きく膨れることによって腸壁を刺激して腸の自然な運動を活発にすることができます。※刺激によって便意を促すわけでなく緩やかに効いていきます。以上のようにバルコーゼ顆粒は便秘に対して効果があると言えます。カルメロースナトリウムは水溶性食物繊維の作用と非常に似ていると言えますね。特に直腸内に固い便が溜まってしまった直腸性便秘、腸の動きが鈍くなった弛緩性便秘に対して効いていきます。しかし便秘と下痢が繰り返される痙攣性便秘には効かないので注意してください。バルコーゼ顆粒の便秘への効き目バルコーゼ顆粒を服用することによってどれくらいで便秘に効くのかというと、・早い場合には服用してからおよそ10時間後には便意が促されていきます。・また平均的には服用から18~24時間後には効いてい来るとされます。・遅くとも3日間服用すると排便できるとされます。1週間服用しても効かない場合には効果はのぞめないとされます。以上のようにバルコーゼ顆粒は便秘に対して効果があると言えます。ただし刺激によって排便を促すわけではないので通常の下剤よりも効き目はゆっくりとされます。またバルコーゼ顆粒で解消後は自然な排便運動を取り戻すことができやすくなります。バルコーゼ顆粒の副作用バルコーゼ顆粒には刺激性成分は配合されていないので副作用はほとんど起きないとされます。ただし稀にですが、服用後に気持ちが悪くなったり、お腹の張り、軽い腹痛などが生じる場合もあります。多めに服用するほど確率が高くなるので注意してください。ただし副作用が起こった例はほとんどないとされるので、心配はいらないでしょう。また刺激性ではないので、癖になるようなことはありません。バルコーゼ顆粒の飲み方についてバルコーゼ顆粒で便秘を解消する場合の飲み方について解説したいと思います。①バルコーゼ顆粒は基本的に1日3回(1回1包2g)食後に服用していくようにします。②バルコーゼ顆粒は一緒にコップ1杯(200ml)の水と一緒に飲むようにします。バルコーゼ顆粒は水を吸うことによって大きくなるため水分が必要となりますので、しっかりと飲むようにしていきましょう。③排便があればその時点でバルコーゼ顆粒の服用は控えるようにします。効果がなければ同じように服用していきます。④1週間服用しても効果がなければバルコーゼ顆粒での解消は中断しましょう。以上のようにバルコーゼ顆粒を服用していきます。ただし細かい用法用量は個人差があるので、しっかりと医師に確認するようにしましょう。ただしできるだけバルコーゼ顆粒には頼らないようにして、どうしても出ないときに服用するようにしましょう。バルコーゼ顆粒のカルメロースナトリウムは他の便秘薬にはない独自の成分ですので、試してみる価値はあるでしょう。バルコーゼ顆粒と似た市販薬バルコーゼ顆粒はカルメロースナトリウムが腸内で膨れ上がり、便秘を解消していきます。その効果と似た市販の便秘薬ではイージーファイバーなどが挙げられます。製薬会社:小林製薬成分:難消化性デキストリン値段:8日分で500円副作用:腹痛水溶性食物繊維の一種である難消化性デキストリンが腸内の水分を吸うことで大きくなり、腸壁を刺激して便意を促していきます。また水溶性食物繊維は便も柔らかく形成できます。こちらも粉末タイプとなっており、1日1回1包を食後に服用するようにしてください。もし市販でバルコーゼ顆粒と似たような作用を得たいのであれば、イージーファイバーを服用してみてはいかがでしょうか。ということでバルコーゼ顆粒の便秘への効果と副作用、飲み方についてでした
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